うつ病体験記③

こんにちは。watcherです。
人生のどん底に落ちた後、停滞期に入ります。

限界

もう我慢の限界でした。前回の「挫折」から2ヵ月が経過していました。学生向けに「心の相談室」というチラシが掲示されていて、職員も利用できるということだったので電話しました。電話している途中で涙があふれ、産業医の方に相談させていただいた際も、ずっと泣いていました。情けないことです。幸い、私の部署のトップの方は、そんな私の事情をしっかりと汲み取り、ご配慮いただきました。医師からうつ病と診断され、3ヵ月のお休みを頂きました。

ハシブトガラ(北海道某所)

誰が為に

私は誰よりも先に彼女にお話ししました。もう親も信頼できなくなっていましたね。彼女は泣いていました。それも私よりずっと悲しそうな顔で。私はそんな顔を2度と見たくはなかった。ですから私は、意志の弱い自分と決別したい、自分の人生を本気で考えなければならないと強く思いました。
3ヵ月の間、しっかり食事と睡眠をとり、家事を手伝い、治療を行い、空いた時間に将来を考えました。また親から「旅行にでも行ってくるといい」と言われ、旅に出かけたりもしました。
将来を考える中で「学芸員になること」が目標となっていて、自分はそのうえで何をしたいのか、中身がないことに気がつきました。そこで幼少期~現在に至るまでの自分の経験で嬉しかったことや、誰かのためにやりたいことを、ひたすら紙に書き出しました。すると、「自然の魅力や環境問題について学び、自ら動植物に触れることで、生きた経験を人々に還元したい」という明確な目的が生まれました。これは学芸員でなくともできる仕事でしたが、少なくとも今の仕事をどこかのタイミングで辞める必要がありそうだと分かりました。一方で、まだ精神状態に不安があったので、最低でも1年は現職を続け、無理のない範囲で自然環境に関わる仕事の情報収集をすることに決めました。

復帰

職場に復帰すると別の部署に異動となっていました。諸々の制限があったほか、かつてお世話になった方もいらっしゃったので、無理なく充実した環境で仕事を続けることができました。意外にも転機は早くやってくるものです。復帰した年の、年末のことでした。
(つづく)