うつ病体験記②

こんにちは。watcherです。
うつ病体験記の続きを書いていきます。

理想と現実の違い

「安定した企業で楽に高収入を得る」良い響きです。大学職員のレビューを見ると、多くの方がこのように謳っています。ですが、実際はそう甘くはありませんでした。「安定」という面では、少子高齢化の影響で大学の統廃合、国の施策で定員数の制限がかけられている現状を知りました。「楽な仕事」と表現されることが多いですが、私は人間関係に苦しみました。事務組織の狭い環境で1日中働くという閉塞感、利益を生み出す必要がない分、無駄に増える業務、変な噂がすぐに広まるなど、事務特有の問題があったように思えます。そして「高収入」ですが、新卒1・2年目のお給料は残念ながら期待していた金額ではありませんでした。大学職員で高収入を得る最大の条件は長く続けること。理想と現実は違ったのです。何のために働いているのか分からないけれど、そんな自分を叱咤激励しながら、何とか仕事を続けました。当然、休日はすっかり疲れてしまい、ほとんど何もできませんでした。

コゲラ(北海道某所)

自ら潰したチャンス

そんな中、チャンスが到来します。野生鳥獣や動植物の生態管理の仕事に従事する県職員の募集があったのです。私は早速準備を進めましたが、当時自分でも驚いたことがありました。志望動機が書けなくなっていたのです。毎日事務職に従事するうちに、将来のビジョンも、何がしたいのかも分からなくなっていました。ついには「今の仕事から逃げたいだけではないか?」と自己不信に陥り、書類の提出締切に間に合いませんでした。このとき親に大反対されたことも要因の1つだったかもしれませんが、今思うと当時の自分は、自分を完全に見失っていたのだと思います。

挫折

「自分は何がしたかったのだろう、どうして何もできなかった?」自分を責め続けました。年末が近づくにつれ、仕事も本格的に忙しくなり、覚えることも増えました。この時すでに正常ではなかったのでしょうね...覚えたそばから忘れてしまい、そんな自分を責め、一方で自分探しという簡単に答えの出ない問いをぐるぐると繰り返していました。食事や睡眠もままならず、体重は5㎏減り、目のくまがはっきりと分かるほどでした。そんな自分の隙につけ入るように、ストレスの溜まった上司からパワハラを受けます。毎日泣きましたし、「どうすれば簡単に...」なんて考えてしまいました。人生のどん底でしたね。
(つづく)